首都:パリ
時差:冬は8時間(夏はサマータイムのため7時間)フランスの方が遅い。
気候と服装:海や山脈に囲まれているフランスは地中海性気候、海洋性気候、大陸性気候、 山岳性気候と地域によって異なるのが特徴。訪れる地域の気候を事前にチェッ クして、そこに見合った服装を。
通貨:ユーロとユーロセントで、EU加盟国のうちベルギー、フランス、ギリシア、ドイツ、 オランダ、イタリア、スペインなど13カ国共通で使用できる。
両替:空港や銀行、市内の両替所、ホテルなどで可能。レートは店によって異なるので、表示 されているレート表を比較検討した方が良い。また24時間利用できる自動両替機も 便利。
◆ババ・オー・リュム[ラム酒風味のババ]
ババは発酵生地にレーズンを入れて焼き、ラム酒またはキルシュ入りシロップをしみ込ませたケーキ。18世紀にロレーヌ港と鳴ったポーランドのスタニスラス王が、クグロフにラムを振った物を気に入り、王が好んだアリババの話しにちなんでババと命名した。なお、ババはポーランド語では「おばさん」の意。
◆ムール・ノルマンド[ムール貝のノルマンディー風]
バターで炒めたエシャロットにムールを加えて白ワインを注ぎ、蓋をしてちょっと蒸し煮すると口が開く。ここに生クリームを入れたら出来上がり。手順はシンプルだが、味は非常に繊細。ムール会の出汁とノルマンディー特産の生クリームのコクが溶け合う一皿。通称ムール・ア・ラクレーム。
◆フロマージュ・ブラン[ヨーグルト状の生チース]
「白いチーズ」という意味の生チーズで、ヨーグルトに似た外観と食感がある。牛乳を酵素と乳酸菌で固め、少し水を切った物で、フランス中で作られる。乳の濃さとよさが味の決め手で、軽い酸味と甘味を持ち、砂糖をかけてデザートにすることが多い。別名フロマージュ・フレ(Fromage frais 生チース。)
◆ガレット・コンプレート[そば粉のクレープ、ハム、卵、チーズ入り]
ブルターニュ発祥のガレットは、塩味の具が入った食事用のクレープ。包む具は様々だが、たいていは四方を折り畳んだスタイルで出てくる。フランスでは珍しい特産の有塩バターの芳香と塩味、端にできるお焦げも欠かせない。これに合わせる飲み物はシードル(リンゴの発泡酒)がベスト。
◆ソッカ[ヒヨコ豆のニース風お焼き]
ニースきっての名物といえばこれ。ヒヨコ豆の粉にオリーブ油を合わせ、巨大な鉄板に流して焼いた、香ばしい塩味のパンケーキ。一度に十数人分を焼き、注文が入るとナイフで引っ掻くように剥がしてわら半紙に載せて渡す。ソッカ屋が集まっているのは旧市街。また朝一には町一番の人気店が出ている。
◆フガス・オー・ゾリーヴ[オリーブ入りフガス]
フガスはオリーブ油入りの発酵生地を平たく延ばして焼いた南仏名物のパン。チーズ入りやラタトゥユ入りなど、生地も材料も多種多様。オリーブを使う場合も、弾力のある生地に細かくたたいて入れたり、柔らかめの生地にザク切りで加えたりと様々だが、いずれも穴が空いているのが特徴。
◆ボンボン・フーレ、リクール・ド・ヴィオレット[スミレ風味の飴]
ボンボン・フーレは中に詰め物をした飴のことで、トゥールーズの象徴でもあるレンガを模したものなど形は様々。世界中に約300種ほどあるといわれるスミレのうち、リキュールには西洋産のニオイスミレ(スウィートバイオレット)が使われる。
◆ユイル・ド・ノワ[クルミ油]
ペコゴール地方はフランス中に知られたクルミの産地。現地で新鮮なものをクリミ割りを使って食べるのも格別だが、加工品のオイルならお土産にもできる。芳醇な香りがサラダなどの風味を引き立てるクルミ油は、調理に使われるだけではく、食卓にも置かれ、ちょっと風味が足りない時にも活躍している。
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